2010年01月04日
二村文友・新日鐵化学社長 年頭挨拶
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学
二村文友社長

 新日鐵化学の二村文友社長は4日の年頭挨拶で、「昨年はあらゆる産業の需要減退から、今まで経験したことのない減産を余儀なくされたが、今年は変化に強い体質づくりへ、真の“実現力”が問われる年だ」と強調した。
 
 同社は昨年3月、2020年をターゲットとする「グランドデザイン」を策定し、4月以降組織を製鉄化学本部、機能材料事業本部、新事業開発本部の3本部体制とした。
 
 二村社長は、まず製鉄化学事業本部に「製鉄化学原料の有効活用によって社会へ貢献し、収益基盤を支えてほしい。特殊炭素製品では半導体やソーラー向けなどでトップシェア獲得を目指してほしい」と注文をつけた。
 
 機能材料事業本部に対しては「光学・ディスプレイ材料などの事業基盤を早期に確立してほしい。有機EL青色燐光材料の開発も待ったなしだ」。また、新事業開発本部には「新規事業の開発こそ最大の使命だ。10年後の目標として掲げた、1000億円規模の新たなコア事業の創出へ早く踏み出してほしい」と期待の大きさを見せた。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262587621.pdf