2001年04月06日
三養化成、日本側の出資構成を変更、三菱化学とMEP各25%出資に
MEPポリカーボネート事業のグローバル展開を強化
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三菱エンジニアリングプラスチックス、三菱化学

 韓国のPC(ポリカーボネート)メーカーである三養化成は、4月1日付けで日本側の出資構成を変更した。新たに三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)が参加した結果、韓国・三養社50%、三菱化学25%、MEP25%となった。MEPのPC事業のグローバル展開を強化するのが狙い。
 三養化成は、1989年に三養社と三菱化学(旧三菱化成)の折半出資により設立、1990年からPCの生産を開始した。その後増強を重ね、現在年産5万トンの生産能力を有している。
 今回の出資比率変更は、MEPのPC事業をよりグロバールに展開していく体制を強化するもので、MEPは現在、グローバル・テン(各製品で世界シェアの10%を確保する)という目標に向かって事業を進めている。
 なお、三養化成は2002年初頭にも年産3万5,000トン設備の増設を予定しており、完成により年産8万5,000トン体制に拡大する。