2010年01月29日
12月鉱工業生産指数 10カ月連続の上昇 化学は2カ月ぶり低下
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体)
【関連企業・団体】:なし

 経産省が29日発表した09年12月の鉱工業動向指数(速報)によると、生産(2005年=100、季節調整済み)は前月比2.2%上昇の89.9、出荷は同1.1%上昇の90.6、在庫は同0.0%で変わらず93.7、在庫率は同4.7%低下の107.9となった。生産指数の上昇は3月以来10カ月連続。
 
 製造工業の生産予測調査によると1月、2月とも上昇を予測しており、同省では「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している」との基調判断を据え置いた。
 
 業種別にみると、生産が上昇したのは電子部品・デバイス工業、一般機械、プラスチック製品工業など11業種、低下したのは輸送機械(自動車)、化学工業、繊維工業など5業種だった。
 
 化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比0.7%低下の91.6、しかし出荷は同2.2%上昇の92.9だった。在庫は同1.5%低下の93.7、在庫率は同6.6%低下の99,6となった。
 
 プラスチック製品工業は生産が前月比0.1%上昇の87.0、出荷同0.9%上昇の87.4、在庫は同0.6%低下の93.1で、在庫率同3.6%低下し106.6%となった。