2001年01月24日
塩ビ管・継手協会、一環システム実施で塩ビ管リサイクル率80%達成へ
リサイクル材の収集運搬から再生製品の販売で2005年度達成
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 塩ビ管・継手協会は、2005年度の塩ビ管マテリアルリサイクル率の目標値80%を達成するため、中間受入場を全国各県に設置するとともに、会員メーカーによる再生管の販売を開始するなど、塩ビ管・継手のリサイクルシステムを抜本的に見直し、強化する。
 同協会では、1998年12月から全国各地息の再生業者10社と協力会社契約し、使用済み塩ビ管・継手のリサイクルを開始、現在では協力会社も15社に拡大、リサイクル率も約40%となっている。
 しかし、現行のシステムでは使用済みリサイクル材持ち込み時に遠距離の運搬が必要である場合が多いため、近くに受け入れ拠点を設置すべきとの要望が強く、リサイクル材受入量拡大のネックとなっていた。また、再生製品の製造・販売は主に協力会社が行っているため、再生製品の販売量拡大にも限界があった。
 今回の一環リサイクルシステムではリサイクル材の収集運搬から再生製品の販売までを協会自らが直接行うもので、塩ビリサイクルとしては環境先進国ドイツでもまだ実施されていない世界トップ水準の本格システムとなる。
 具体的には、現在の15社18拠点のリサイクル協力会社に加え、新たに協力会社2社、中間受入場27ヵ所を設け、実質的に全県に受入施設が完備される。今年3月末までに10拠点、9月末までに残り19拠点の設置を目指す。
 リサイクル材については、3月から中間受入場またはリサイクル協力会社において有価で買い上げ、以降は有価物として運搬、再生処理をする。買い上げ料は、トン300~500円程度を見込む。
 再生処理した再生管は昨年11月に発売を開始した建物排水用リサイクル発泡三層塩ビ管(RF-VP管)として拡販する。また、リサイクル協力会社に排水用リサイクル塩ビ管(REP-VU管)のOEM生産を委託、協会会員会社が各社の販売網を通じて全国販売する。
 同協会では、塩ビ管の廃材は年間約3万5,000トン出ているとされているが、他素材との複合管や劣化が進んでいるものを除くと約80%がマテリアルリサイクルとして使用できると見ている。さらに残りの廃材についても化学品や製品原料などにして活用するフィードストックリサイクルとして再生することになるとしている。