| 2001年04月02日 |
| 中国のSM輸入、2月は13万6,610トンと大幅に増加 |
| 昨年11~12月に続き米国玉が流入~需給軟化の要因に |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国のSM(スチレンモノマー)の2月輸入量は、13万6,610トンと前年同月比128.9%増と2倍以上に増加した。昨年11~12月と同様、米国玉が大量に入ったことが大きな要因と考えられる。 2月の実績は、1998年以降の月別輸入量で過去3番目に3位多い。また、10万トンを超えたのは、これまで過去4回だが、2000年9月、11月、12月、そして2001年2月とこの数カ月間のうちに記録している。特に11月以降の3回は、米国からの輸入量の増加による面が大きく、これがアジアのSM市況に大きな影響を与えている。 2月の輸入量を国別にみると、最も多いのは日本の6万839トンで、その後韓国(2万8,866トン)、米国(2万2,866トン)と続く。米国からの輸入量は、ここ数年は年間数万トンレベルで推移していただけに、1カ月に2~3万トンのSMが輸入されるというのは極めて異常な状況といえる。 このような米国玉の流入は、中国からの米国向け製品輸出の不振とともに、現在の需給軟化、また市況の低迷の一つの大きな要因であり、スチレン系製品の在庫を膨らましている。ただし、スチレン系製品は、ここに来て在庫の消化が進みつつあること、一方供給面では韓国のSMメーカーによる定修の繰上げ実施や、日本のメーカーによる減産が行われていることで、需給は改善の方向に向かっている。 市場関係者は、4月後半あるいは5月以降の市況上昇に期待を寄せているが、欧米の市況が下がっているため、再び米国玉が流入する可能性もあり、先行きが注目される。 <参考>中国のスチレンモノマー輸入推移 |