2010年03月18日
中国の自動車市場急成長・GMトップで182万台 ジェトロ調べ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トヨタ自動車、日産自動車、ジェトロ

ジェトロは3月24日午前10時から、東京・六本木の本部で「中国自動車産業の発展と中小部品メーカーの今後の対中ビジネスの方向性」と題するセミナーを開催する。参加無料、要登録。問い合わせは北アジア課(TEL:03-3582-5181)まで。

中国は昨年、自動車の生産、販売とも世界ナンバーワンになった。中国自動車メーカーがさらなる増産計画を進める中、日本の自動車・部品メーカーにとって今後の対中戦略が重要となっている。

このセミナーでは中国経済の現況と今後の見通しについて概括し、日本の中小メーカーを中心に、専門家による対中ビジネスのあり方を伝える。

中国の自動車メーカーで発展しているのはブランドメーカーの比亜迪(BYD、深せん市)、中小の上海通用五菱。

BYDの販売台数は45万台、前年比2.6倍。昨年の中国系の自主ブランド車は全販売の44%(対前年比4ポイント増)。日系は21%、独系14%、米系10%、韓国系8%、仏系3%などとなっている。

ジェトロがまとめた中国でのブランド別販売台数は、GM182万台(前年比67%増)、VW140万台(37%増)、現代84万台(81%増)、日産・ルノー76万台(40%増)、トヨタ71万台(21%増)、ホンダ58万台(23%増)、奇瑞50万台(40%増)、BYD45万台(162%増)、フォード44万台(44%増)など。

BYDは95年に設立された充電式リチュムイオン2次電池メーカー。03年に自動車生産に乗り出した。同社の主力車「F3」は09年10月に月3万台を突破した。10年中に「e6」を米国と国内に投入する。

また、上海通用五菱はGM、上海汽車の合弁。09年にブランドの五菱之光、五菱之栄光が対前年比40%増の106万台を超えた。2010年の生産目標は123万台。1台3万00-4万5,00元で小型車の中級市場を目指している。