2010年03月24日
Jエナジー、バイオガソリンの販売エリア大幅拡大
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:ジャパンエナジー

ジャパンエナジーは24日、JOMOステーションで扱うバイオガソリンの販売エリアを4月1日から大幅拡大すると発表した。現在、首都圏8カ所のステーションで販売しているのを、新たに69カ所増やして77カ所とする。

バイオガソリンとは、バイオエタノールと石油系ガスを合成した、バイオETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)を1%以上の割合で配合したガソリンのことで、カーボン・ニュートラル(注)の概念から、CO2排出量の抑制に効果があるとされている。

昨年11月、子会社である鹿島石油・鹿島製油所(茨城県神栖市)内にバイオETBE受け入れのためのタンク(容量:5000kl)を新設、今年1月下旬からバイオガソリンの生産を開始した。今年のバイオガソリンンの生産計画量は100万kl。

これまでは、試験的に首都圏8カ所(東京都2、神奈川県3、埼玉県3)のステーションで販売していたが、来月から新たに茨城県を中心とする関東69カ所(茨城県56、千葉県13)に増やし、ステーション数を77カ所に拡大する。

各ステーションともバイオガソリンは、従来の「レギュラーガソリン」と区別して販売するものの、品質や値段はレギュラーガソリンと変わらず、自動車用燃料として混ぜて使用しても差し支えない。

なお、今年の生産計画量100klは、同社のレギュラーガソリン生産量の約3割に当たるという。


<用語の解説>
■カーボン・ニュートラル
バイオ燃料は、原料である植物が成長過程でCO2を吸収していることから、燃焼によってCO2を排出しても大気中の総量を増加させないという考え方。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1269410683.pdf