2010年04月06日
DSM、南京でカプロラクタム増強完了 中国最大の20万トン
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:DSM

(上海発=特約)

DSM南京化学は3月末に南京化学工業パークでカプロラクタムのデボトルネッキングによる増強を完了、能力を14万トンから20万トンに拡大した。

同社は2002年設立で、DSM Fibre Intermediatesが 60%を出資、残り 40%をシノペック南京化学、シノペック揚子石化及び江蘇国際信託投資公司が出資している。

当初の能力は6万トンで、2005年に14万トンに拡張した。今回の増強で同社は中国最大のメーカーとなる。

なお、中国は2008年に450千トン、2009年に601千トンのカプロラクタムを輸入している。


中国のカプロラクタムメーカーと能力は以下の通り。(2010/3現在)

DSM南京化学 (江蘇省南京市) 200千トン
シノペック石家荘煉油化工(河北省石家荘市) 170千トン
シノペック巴陵石化(湖南省岳陽市) 140千トン
巨化化工(浙江省衢州市) 10千トン
合計            520千トン