2010年04月09日
「09年の中国のプラスチック生産 過去最高を更新」プラ工連
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

日本プラスチック工業連盟はこのほど「2009年の中国のプラスチック生産量は過去最高を更新し、対前年比10%以上の増加を示した」とする、同年の「中国のプラスチック生産および輸出入データ」をまとめ、同連盟発行の「プラ工連ニュース 326号」で紹介した。生産量は09年11月まで、輸出入は12月までのデータを整理した。

<調査結果の概要>
(1)原材料生産量は、08年の31,296千トン(前年比1.8%増)から09年は35,317千トン(同12.8%増)となり、過去最高を更新した。08年第4四半期を底に急速に回復した。製品生産量も10%以上の伸びを維持し過去最高を更新した。

(2)原材料の輸入は08年は前年比6.7%減の17,702千トンとマイナス成長になったが、09年は34.5%増の23,812千トンと大幅増加した。一方原材料の輸出は、08年は3,791千トンで前年比0.9%減と微減だったが、09年は2,966千トンで同21.7%減とさらに落ち込んだ。

(3)原材料や製品の輸出入動向を見ると、中国の活発な内需と、中国からの輸出先各国の景気回復の遅れがはっきりと表れた結果となっている。