2001年03月29日
丸紅のエンプラネット、双方向のエンプラ情報交換サイトとして来月リニューアル
年内めどに国内外150社の出展見込む/今後B2B取引開始にも意欲
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業、東レ、ポリプラスチックス、丸紅、三菱エンジニアリングプラスチックス

 丸紅の化学品部門が昨年4月に立ち上げたエンジニアリングプラスチック専門のeマーケティングサイトhttp://www.enplanet.com target=_blank>「エンプラネット」(EnplaNet.com)がこのほどリニューアルし、来月12日からスタートする。参加企業がエンプラ関連の製品情報などを紹介するコーナーに出展、バイヤーとセラー両サイドが双方向にコミュニケーションを取ることができることを特徴としている。当初は65社が参加、年内には150社以上の出展を見込んでおり、将来はB2B取引を実施にも意欲を見せている。
 現在参加を決めているのは、ポリプラスチックスや三菱エンジニアリングプラスチックス、東レ、大日本インキ化学工業など、エンプラを中心とした樹脂メーカーが30社、このほか機械、金型、添加剤、コンパウンド、成形加工、開発建設などからも35社が参加を決めており、各社が出展料を払って自社の製品を紹介する。ウェブ上の展示会のため、24時間いつでも自由に製品情報などを入手することができる。企業や製品の検索などについては、すでにビジネスモデル特許を出願している。
 リニューアル前は、商談など具体的業務を丸紅で行っていたが、4月以降は出展企業に任せる形をとり、中立的でオープンなポータルサイトを目指す。また、リニューアルを機に英語版に加え、日本語版のページも開設、エンプラをテーマとしたより広範なネットワーク作りを構築していく考え。
 また、出展する企業にとっては、今まで取引などの関係が無かった企業からのアプローチも期待でき、販売手段の多様化を見込むことができる。
 丸紅・化学品部門のエンプラネットチームでは、樹脂メーカーについては、ほぼ主要メーカーの参加が決まっていることから、今後は金型や成形加工メーカーの参加拡大を目指すほか、韓国や台湾など海外の企業にも広く参加を呼びかけていくことにしている。また、将来は、B2B取引の開始や他のサイトとの提携、事業の独立なども視野に入れている。
 なお、リニューアルオープンに先立って、4月9日に大阪、10日に名古屋、12日に東京で説明会を開催する。問合せ先は丸紅株式会社 化学品部門エンプラネットチーム( info@Enplanet.comまたはTel:03-3282-3512)まで。