2010年05月12日
日立情報と日立化成、「超小型金属対応タグ」を共同開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日立化成工業
金属対応小粒タグ

日立情報システムズ(本社:東京都品川区、原巌社長)と日立化成工業の両社は12日、超小型の「金属対応小粒タグ」開発に成功したと発表した。

素材はアルミニウムで、サイズは4×6×3ミリと豆粒大。周波数2.45ギガヘルツの非接触ICチップを内臓しており、製造現場や建設現場などで使用する工具類や装置、部品類などの金属面に埋め込むことができる。日立情報のタグ活用技術と日立化成のチップ実装技術によって実現した。

このタグを使うことによって、製造元や製造年月日、仕様、作業担当者の氏名など、小さいものでも直ちに参照することでき、保管・管理がしやすくなる。製品の偽造防止に役立つほか、納品先からの回収や点検管理などにも活用できる。

今後は日立化成が「小粒タグ」の製造・販売を行い、日立情報はこれを活用した、タグの取り付けや管理ソリューションを提供する。

両社は2010年8月から国内を手始めに本格販売を開始し、順次海外展開していく方針。2012年度には100万〜200万戸の販売を目指す。

なお、日立化成は5月12日〜14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第5回RFIDソリューションEXPO」に同製品を出展する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1273631990.pdf