2010年06月02日
高橋プラ処理協会長「3Rシステムの高度化で循環型社会の形成に貢献」と強調
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし
高橋恭平会長

プラスチック処理促進協会は2日の通常総会で、会長に高橋恭平・昭和電工社長(石油化学工業協会会長就任予定)、副会長に中原茂明・トクヤマ会長(塩ビ工業・環境協会会長)、鳥井宗朝・パナソニック電工専務(日本プラスチック工業連盟副会長)を選任した。任期は2年。

選任後、高橋会長は記者会見し、「次の3つに留意して取り組みたい。一つ目は廃プラスチックのリサイクルについて、現実に即したデータを用いて客観的な環境負荷の評価・分析を行い政策決定や市民に役立ててもらう。二つ目はプラスチックの特性やリサイクルへの取り組みを市民に正しく理解してもらう。三つ目は国内外の関連団体との連携を密にして問題解決に当たっていく」と語った。

また、「現在、廃プラスチックの有効利用は76%まで達しており、さらに3R(リサイクル)システムの高度化を通じて、循環型社会の形成に貢献したい」と強調した。

通常総会では、2010年度事業計画を承認した。この中で、JKA補助事業(使用済プラスチックのリサイクルに関する技術開発)の新規事業として「PO系複合廃材の叩解(こうかい)技術によるマテリアルリサイクル技術の開発」に着手することが決まった。

これまで再利用が難しかった繊維と樹脂の積層材料を、叩いて繊維とプラスチックに高純度に分離する叩解技術を活用するものである。具体的には、自動車の床材から叩解技術を用いて高純度のポリエチレンを繊維と分離し、再生原料として利用可能とする技術開発である。自動車部品業界、不織布業界、叩解技術を持つ機械メーカーなどの協力を得て実施する計画である。