2010年06月04日
三菱レイヨン、公取委から5.4億円の課徴金納付命令
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン、公正取引委員会

三菱レイヨンは4日、公正取引委員会から3日付で、塩ビ樹脂向けモディファイヤー(MBS)の販売で独禁法第3条(不当な取引制限の禁止)に違反する行為があったとして、課徴金納付命令を受けたことを明らかにした。課徴金額は、5億4361万円。

同社はこれについて、今回の課徴金納付命令は、09年11月9日付けの排除措置を命じる審判審決に基づくものであり、課徴金納付命令に対して審判手続開始請求をするかどうかは今後、なお慎重に検討したいとしている。

同社は、今回の排除措置を命じる審判審決に対しては、09年12月8日付で東京高裁に取消を求める審決取消請求訴訟を提起し、現在司法判断を求めている最中である。