| 2001年03月23日 |
| アジアのエチレン相場が軟化 |
| PEの市況下落が大きく影響 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
アジア地域におけるエチレンのスポット相場が軟化してきた。大手商社によると、直近のCFR価格の平均は極東地域でトン当たり500ドル~520ドル、東南アジア地域で同550ドル~560ドルとなっている。 3月始めの時点に比べるといずれも同40~60ドル下がっている。インドネシアの樹脂メーカーなどアジア地域のユーザーの多くは、韓国や日本などの商社やエチレンセンターに対してさらなる引き下げを求めてきている。中には、460~480ドルでオファーするところも現れている。 アジア地域におけるエチレンの相場は、昨年末から今年2月下旬までの間に順調な足取りで回復してきたが、ここにきてにわかに様変わりとなってきたわけ。 総合商社によると、これには同地域のポリエチレン全体の需給の急速な緩みと市況の下落が大きく影響しているという。年初からしばらく続いた北米の天然ガスの暴騰による南米のPE需給の極端な逼迫現象が3月に入って急速に解消されたことがその要因と見られている。つまり、南米に振り向けられていた韓国やタイのHP-LDPE、HDPE、L-LDPEが行き場を失ってアジア市場でオーバーフローとなってきたことがエチレンのスポット相場の下落にまで結びついてきたというのが各商社に共通した見方となっている。 また、わが国や韓国などの石油化学企業の多くがSMやEGなど誘導品設備の春の定修に備えてこの1~2ヵ月に前作りしてきたことでPE以外の誘導品の需給も緩んできており、これも少なからずエチレンの相場の足を引っ張る材料になっていると指摘する向きが多い。 |