2010年07月28日
野依・化学オリンピック日本委員長「4人の健闘讃えたい」
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中央に米倉経団連会長、日の丸は遠藤君

「第42回国際化学オリンピック」は27日に閉会したが、68の国と地域から267人の生徒が参加し、化学の実験試験・筆記試験に挑戦した結果、32人に金メダル、58人に銀メダル、86人に銅メダルが授与された。

日本代表の参加は8回目になるが、齊藤颯君と遠藤健一君が金メダル、浦谷浩輝君と片岡憲吾君が銀メダルを獲得した。遠藤君の2大会連続の金メダル、代表4人全員の「銀以上」は、いずれもわが国初の快挙である。代表生徒全員のメダル獲得も7年連続である。

野依・化学オリンピック日本委員長と日本代表

閉会式後の記者説明会で主催者でもある化学オリンピック日本委員会の野依良治委員長は、「今回、日本で初めて開催されたが、日本の生徒は過去最高の成績となった。4人の生徒の健闘を讃えたい」と語った。

また、「オリンピックは闘う場であるが、国際的な友情をつくる場でもある。今後の科学技術を担う若い世代が共通の価値観を持つことが大事である」としたうえで、「一過性のイベントとせずに、化学分野で人材が育つ機会になってほしい」と強調した。

実験試験に挑戦する選手たち

この後、日本代表生徒4人が感想を語り、質疑応答が行われた。その中で、2大会連続金メダルの遠藤君は「化学に興味を持ったのは小学校4年の頃から」と明かした。将来の夢について4人は「薬関係のものづくりに進みたい」(浦谷君)、「化学の中で環境に役立つものに」(遠藤君)、「ものづくりの企業、とくに金属関係」(片岡君)、「有機化学関係を追求したい」(齊藤君)と熱く語った。