2010年09月16日
日立化成子会社、インドネシアに粉末冶金製品の生産拠点新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日立化成工業

日立化成工業は16日、100%子会社の日立粉末冶金(本社:千葉県松戸市、角田和好社長)が、インドネシア・ジャカルタ近郊のスルヤチプタ工業団地に「PT. Hitachi Powdered Metals Indonesia(HPMI)」(仮称)を設立し、所要資金約13億円で工場を建設すると発表した。製造開始は2012年4月の予定。

インドネシアでは、四輪及び二輪車市場の急激な伸びが予想され、今後5年間で約2倍に拡大する見込み。だが現地には粉末冶金メーカーがなく、必要量は全て輸入に頼っている。

日立粉末は現在インドネシア向けには、タイとシンガポールのグループ会社から粉末冶金製品を輸入手当てしているが、供給の安定や物流簡素化のためにもに現地生産が必要と判断した。

新会社は今年11月に設立。直ちに工場建設に着手し、2012年4月の製造開始を目指す。初年度売上高10億円を見込む。また2015年度には、インドネシアでの四輪及び二輪車用粉末冶金製品のシェア40%以上を目指す。

【新会社の概要】
◇社名:(仮称)PT. Hitachi Powdered Metals Indonesia
◇所在地 :インドネシア西ジャワ州カラワン県 スルヤチプタ工業団地
◇資本金 :1,250M
◇代表者:未定
◇設立 :2010 年11 月(予定)
◇出資者 :日立粉末冶金株式会社 100%
◇従業員 :約100 名(2012 年立ち上げ時)
◇事業内容 :粉末冶金製品の製造及び販売
◇量産開始 :2012 年4月(予定)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1284603289.pdf