2010年09月27日
千代田、カタール石油系2社からヘリウム抽出装置受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:千代田化工建設、岩谷産業

千代田化工建設は27日、カタール石油傘下のラスガス社とカタールガス両社から、同国ラスラファン工業地区でヘリウム抽出に関する装置の設計・調達・建設管理(EPCm)業務を受注したと発表した。

同社の現地会社である千代田アルマナエンジニアリング社を通じて契約した。契約金額は総額約100億円(推定)。

ラスガス、カタールガスの両社は、現地で世界最大となる1系列年産760万トンのLNGプラントを合わせて6系列(ラスガス社2・カタールガス4)建設中(一部は完成)で、千代田化工は今回、このLNGから粗ヘリウムを抽出し、両社のヘリウム精製プラントまで運ぶ工程の業務を受け持つ契約を締結した。

完成はラスガス社向けが2012年半ば、カタールガス向けは2012年11月30日の予定。


ヘリウムは半導体・光ファイバー・液晶の製造に不可欠なガスとして、今後世界的に需要の増大が見込まれている。

わが国では、すでに岩谷産業がラスガス社の「カタールヘリウム・2プロジェクト」に参加し、わが国に直接ヘリウムを輸入する権益(年間約800万立方メートル)を取得している。

関連ファイル :http://www.iwatani.co.jp/jpn/newsrelease/detail.php?idx=1069


ニュースリリース参照

○ラスガス社向け
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1285572527.tif

○カタールガス社向け
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1285572527.tif