2001年03月15日
ウレタン新会社「三井武田ケミカル」来月1日営業開始
社長に西野氏、「国際競争力」確保へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業、三井化学、三井武田ケミカル

 三井化学と武田薬品工業は15日、両社のウレタン事業統合会社「三井武田ケミカル株式会社」が4月1日から営業開始すると発表した。
 新会社は資本金200億円(三井化学51%、武田薬品49%)で、社長には西野健一(武田薬品取締役化学品カンパニー社長)、副社長には吉田浩二(三井化学取締役ウレタン事業部長)の両氏がそれぞれ就任。
 ウレタンの原料から樹脂、複合材料、有機酸の研究、製造、販売までウレタン総合事業会社となる。本社は東京都千代田区霞が関3-2-5。工場は鹿島、清水、名古屋、徳山、大牟田の5ヵ所、研究所は袖ヶ浦、藤沢、大阪の3ヵ所にもち、従業員約1,000人、初年度売上高1,200億円の見込み。
 なお、生産能力はTDI年産17万5,000トン、MDI同6万トン、PPG同13万5,000トン、ウレタン樹脂同3万トン、複合材料7万トン、有機酸同4万トンと世界でも屈指の規模となる。