| 2010年11月01日 |
| 住友化学、ベトナムで農薬販売事業を本格展開 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は1日、農業近代化が進むベトナムで殺虫剤などの農薬製品の販売拡大に本格的に取り組むと発表した。11月1日付で現地法人「住友化学ベトナム」を特約店化し、組織を強化するとともに豪州・ニューファーム社製品も含めて農薬関連製品を統一的に販売する。 これまで「住友化学ベトナム」は、住友化学シンガポールの100%子会社で、08年7月、ホーチミン市に設置したものの“登録会社”に過ぎず、製品の販売は現地商社がそれぞれ製品ごとに行っていた。 しかし、経済発展が著しく、農業の近代化も急速に進みつつあるところから、これに対応した販売体制を構築することにした。まず「住友化学ベトナム」を直販会社として拠点化し、体制体制を確立して、住友化学製品のブランドイメージを統一する。 ベトナムの農薬市場規模は現在約400億円と見られている。これに対し住友化学製品の売上高はまだ数億円程度という。このため同社は、3年以内に売上げを2けた台の億円に乗せる。 ベトナムはタイに次ぐ「コメ」輸出国であり、とりわけ水稲用農薬の需要増加が見込まれている。 住友化学は水稲分野には多くの製品を持っているところから、製品ラインアップを生かしてトータルソリューションが提供できるよう展開していく方針。また、先に同社が資本参加した豪・ニューファーム社の製品も、住友化学ベトナム社を通じて販売するなど幅広いニーズに対応していく考えだ。 【住友化学ベトナム社の概要】 (1)会社名 :Sumitomo Chemical Vietnam Co., Ltd. (2)所在地 :ベトナム ホーチミン市 (3)設立 :2008年7月7日 (4)資本金 :5,000百万VND(約21百万円) (5)株主 :住友化学シンガポール(住友化学100%出資) (6)代表者 :西本 麗 (4)従業員 :当面40名体制 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1288588943.pdf |