2000年11月08日
JRCC、RC報告書の2000年度版まとむ
有害大気汚染物質は目標を大幅に上回る削減を実現
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 日本レスポンシブル・ケア協議会はこのほど、「レスポンシブル・ケア報告書」の2000年度版を作成して公表した。
 これは、99年度末現在における同協議会の加盟化学企業98社(現在は111社)の同年度のレスポンシブル・ケア活動の個別報告を総合リポートのかたちに整理したもの。
 内容は、環境保護、環境投資、保安防災、労働安全衛生、化学品安全--等のテーマ別に化学業界が自主的に実施してきた環境改善活動状況を具体的な数字とグラフも使いながら詳しく紹介したものとなっている。
 その中では、有害大気汚染物質について「目標(95年度比30%以上を削減)を大きく上回って約47%の削減を実現している」と報告されている点などが注目される。同報告書で紹介されているレスポンシブル・ケア活動の概要は次の通り。
 [環境保護]▽産業廃棄物の発生量は前年よりやや増加したが、リサイクルや減量化努力によって外部埋め立て処分量は減少傾向にある。
 ▽エネルギー使用量、二酸化炭素排出量は横這いの状態だが、原単位は微増となっている。
 ▽有害大気汚染物質については、95年度対比で30%以上を削減目標としてきたが、実際には約47%の削減を実現できた。
 [環境投資]省エネ・二酸化炭素等の排出対策の割合が増加している。
 [保安防災]年間の設備災害総発生件数も1社あたりの平均発生件数もこの5年は横這いとなっている。保安防災投資額はやや増加の傾向にある。
 [労働安全衛生]労働災害度数率は0.26、強度率は0.09で、製造業全体を下回っている。
 [化学品安全]会員の95%が化学物質の事前安全評価基準を有しており、1社あたりのMSDSの整備率、顧客への配布率、顧客用途の把握率およびイエローカード整備率はそれぞれ100%、92%、91%、95%といずれも向上している。