2001年03月12日
オルガノ、PCB分解に「超臨界水」酸化システム開発
画期的な水分解装置、受注活動開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:オルガノ

 超臨界流体の化学プロセスの開発や実用化研究が活発だが、水処理装置の大手、オルガノは、PCB(ポリ塩化ビフェニール)を分解する「超臨界水」酸化システムを確立、受注活動を開始した。
 「超臨界水」というのは水に一定の温度(374℃以上)と圧力(22MPa以上)を加えて液体と気体の両方の特徴をもたせるもので、難分解性のPCBでも容易に酸化させることができる。同社ではあらゆる廃棄物処理に同システムを取り入れ、低コストで簡単に廃棄物処理ができるようにしたいとしている。