2001年03月09日
JPO、4月に大分のHD設備を手直し
第3号機を年産8万トンから12万トン能力に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン

 日本ポリオレフィン(JPO)は、4月早々から1ヵ月にわたって実施する大分工場内のHDPE設備の定修に合わせて同設備の一部を手直し増強する。
 これは、3系列合計年産18万トン設備のうちの同8万トン能力の第3系列を同12万トンに能力アップするというもの。昨年春の定修時に同設備のベーシック部門を同12万トン能力に拡張しているが、付帯・関連部門についても同一規模に増強するというのが今回の措置。
 一方、第1系列と第2系列については、今年10月をもって生産効率の向上のため完全に一体化することにしている。これに伴い1~2系列トータルの生産能力は現在の同10万トンから同8万トンに縮小する。したがって、それ以降の大分工場のHDPE設備の総能力は2系列合計20万トンとなる。こうした設備面の改革によって同工場のコスト競争力はかなり強化される見通しにある。なお、川崎工場を合わせた同社のHDPEの設備規模は4系列合計同37万5,000トンとなる。