| 2010年12月17日 |
| 住友化学、豪ニューファーム社に殺虫剤の製造委託 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は17日、豪ニューファーム社との間で、豪州における農薬製品の製造協力について合意したと発表した。 住友化学が豪州市場で販売している主要6製品の最終製品化(農薬有効成分の製剤化、包装など)をニューファーム社に委託する内容となっている。 委託する製品は、 (1)ワタ・果樹用の殺虫剤であるアドミラル(有効成分:殺虫剤ピリプロキシフェン) (2)ワタ用の殺虫剤であるシールド(有効成分:殺虫剤クロチア二ジン) (3)ワタ・園芸用の殺虫剤であるスミアルファ・フレックス(有効成分:殺虫剤エスフェンバレレート) などの予定。 これにより、住友化学は各農薬の有効成分をニューファーム社に提供し、同社が西オーストラリア州クイナナ、クイーンズランド州リットンなどに持つ工場設備で、最終製品化することになる。 豪州では昨年まで、長期にわたる干ばつが続き、農作物への被害が出ていた。今年は天候に恵まれ、ワタなどの作物栽培が急速に拡大しているが、その一方で、害虫等による作物被害が懸念され、殺虫剤需要が高まっている。 住友化学とニューファームの両社は引き続き現在、種子処理用製品の販売協力について協議中。さらに2011年からは混合製剤での協力についても検討を開始する予定となっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1292553926.pdf |