| 2001年03月06日 |
| SM、上半期は我慢の時期~下期以降の市況反転に期待 |
| 米国経済悪化による中国の製品輸出減少は深刻 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
SM(スチレンモノマー)のアジア市場は、米国経済の悪化にともなう中国の同国向け製品輸出の減少が大きく影響し、需要も市況も下降しているが、日本のメーカーは上期は耐え忍び、下期以降の需給タイト化と市況反転に期待している。 米国経済の悪化は、様々な形で取り上げられているが、SMについては、「シェブロンフィリップス・ケミカルの年産50万トン設備で2月に事故が発生し、スポット価格が上昇すると見られていたが、実際には0.5セントしか上がらなかった。それほど米国の需要が悪い」(国内大手メーカー)ということのようだ。このため中国の製品輸出全体の6割前後を占める米国向けも減少しており、結果的に中国のSM需要も増えていない。また、昨年10~11月に米国が中国に輸出した玉が華東地区で現在も6万トン程度残っていると見られるなど、中国も厳しい環境にある。 しかし、国内メーカーも商社も完全な悲観論ではなく、「例年に比べ旧正月が早かっただけ」、「上期中は苦しい状況かもしれないが、今年は新増設がないため下期以降、年末に向かって需給はタイト化し、市況も上昇する」など、今後環境は改善すると見ている。 ただし、その一方で「韓国のメーカーがきっちり定修を行うので良いが、日本のメーカーも減産すべき」とする厳しい意見も出ており、今後の日本のメーカーの対応も注目されている。 |