2001年03月05日
マイテックスポリマー、今秋にPP設備を拡大
コンパウンドの供給能力を年6万トンに
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学、エクソンモービル

 三菱化学とエクソンモービルの折半出資会社である米・マイテックスポリマーは、今年秋にPP(ポリプロピレン)コンパウンドの製造設備を年産6万トン能力に拡大することになった。現在の同5万5,000トン設備に同5,000トン装置を追加する。
 これは、米国内の自動車メーカーのバンパー向けをはじめとした需要の増大に対処するためのもの。同社のPPコンパウンドは三菱化学が開発した技術によるもので、その機能と品質はかねてから現地ならびに日系の自動車メーカーの間で高く評価されている。このため昨年の同社の販売実績は約5万トンに達し、米国のPPコンパウンドメーカーの中では最大の販売シェアを確保するに至っている。
 今年も日系自動車メーカーを中心に引続き需要が拡大していく見通しにあり、増設後も引続きウエルバランスで推移していくと見られている。