2011年02月21日
三菱化学と東亞合成、「ヴイテック」9月末解散
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東亞合成、三菱化学、ヴイテック

三菱化学と東亞合成の両社は21日、塩化ビニル樹脂やモノマー、電解製品(カ性ソーダ、塩素、電解水素)などを手がけてきた、ヴイテック(本社:東京都港区、梅葉芳弘社長)の今年3月の塩ビ事業からの撤退後について、今年9月末を目標に解散することを決めたと発表した。

三菱化学はすでに、2011年3月末日までにヴイテックを通じて展開していた塩ビ事業から撤退することを決め、09年5月に発表済み。

(既報)http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/26581


一方、東亞合成も今年3月末日までにヴイテックから同社川崎工場の製造設備を引き取り、カネカから樹脂製造受託に特化することを決めていた。

両社は事業撤退によりヴイテックの役割は終えたと判断し同社を解散することにした。

三菱化学は、水島工場の塩ビモノマー年産40万トンも含めて、水島・四日市両工場の塩ビ関連全設備を今年3月末には停止・廃棄し、同事業から完全撤退する。

東亞合成は、ヴイテックから現有設備を引き取り、カネカ向け受託生産を継続する。

【ヴイテック社の概要】
(1)社名  ヴイテック株式会社
(2)設立  2000 年4 月1 日
(3)社長  梅葉 芳弘
(4)本社所在地  東京都港区
(5)資本金 60 億円
(6)売上高  281 億円(2009 年12 月期)
(7)出資比率 三菱化学株式会社 85.1%、東亞合成株式会社 14.9%
(8)従業員数  80 人(2010 年12 月末)


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1298277009.pdf