2000年10月27日
YPRとエフピコの代表が容リ検討会に出席
リサイクルの現状を説明し、要望事項にも言及
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 PETボトル専門のリサイクル企業「よのペットボトルリサイクル」と、発泡スチロール容器の大手メーカー「エフピコ」の両社は26日、厚生省生活衛生局長の検討組織「容器包装リサイクルシステム検討会」(座長・永田勝也早稲田大学教授)の要請を受けて同検討会の第5回会合に出席し、それぞれのリサイクルの現状と課題について説明した。
 これは、容器包装リサイクル法に基づくプラスチック製容器包装のリサイクルシステムの今後の在りかたを検討中の同検討会が、参考材料を得るため、実際にリサイクル事業を展開している事業者のうちの大手両社に発言を求めてきたのに応じたもの。よのペットボトルリサイクル(YPR)の三大寺嵩取締役工場長と、エフピコの小松安弘社長が出席した。
 席上、三大寺工場長は、「分別収集ボトルのなかにはキャップが付着したままであったり、中がよく洗われていなかったりするものが多いので処理が容易でないこと」「しかも分別収集量は年々拡大していて処理能力が限界にきていること」「これに対応して今年末に処理能力を二倍に拡大する予定にあること」--など現状を説明、合わせて、関係各方面に対する要望事項として「分別収集に関する市民への自治体の啓発活動の充実」「市民の環境意識の高揚による決められたルール通りの分別収集の実現」「リサイクル商品の積極的購入」--などの点が挙げられるとも述べた。
 一方小松社長は現状について、「かねてからエフピコ独特のシステムで“トレーtoトレー”を実施しており、今年3月までの発泡スチロールトレーの回収量は2万5,618トンに達している」「その量は年々増加しており、今年度の月間平均回収量は420トンに拡大している。回収拠点は6,179ヵ所におよんでいる」「さらにリサイクル量の拡大を目指して関東地区に新たな拠点を11月に開設する予定にある」--などと積極的な取り組みの実態を紹介、続いて「再商品化義務委託費用の算定に当たっては、回収量の控除を現行の排出見込み量からとするのではなく再商品化義務量からとするようにしてほしい」「紙でもプラスチックでもないと称する複合素材を取り締まるようにしてほしい」「当社のリサイクルトレーは衛生上も問題がないのでその辺も配慮した対応を望みたい」「白色トレーの分別基準をもっと徹底していただきたい」--などの要望事項もいくつか挙げて適切な行政の対応を求めた。