2011年03月15日
東亞合成 子会社日本純薬と鶴見曹達が操業停止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東亞合成

東亞合成は15日、11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、日本純薬広野工場(福島県双葉郡広野町)が操業.出荷を停止したほか、鶴見曹達の本社工場(横浜市鶴見区)が操業を停止中だと発表した。

日本純薬(本社:東京都港区、鈴木孝社長)はアクリルポリマーの中堅メーカーで、広野工場は今回、爆発事故のあった福島第一・第二原子力発電所の避難区域内に位置している。

このため当局の避難指示を受けて立ち入りができず、操業・出荷を停止した。工場は、細部まで点検できなかったが、大きな被害を受けていないもよう。従業員も80人全員の無事を確認済みである。

一方、鶴見曹達(服部宗司社長)は、地震直後に電解設備の一部にトラブルが生じ緊急停止した。現在復旧作業中だが、その後、東京電力から「計画停電」の発表があった。

電解設備の場合、電力消費量が大きい。また、一時的にも電力供給が停まれば、操業維持は不可能となる。このため東電側とは電力供給の方法をめぐり話し合い中だが、再開の見込みはまだ立っていないという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1300179721.tif