| 2011年03月28日 |
| 住友化学、LEDサファイア基板事業で韓国に合弁会社 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は28日、三星LED(本社:韓国水原市)との間で、LED用サファイア基板の製造・販売・研究を行う合弁会社を韓国に設立することで合意したと発表した。当初はLEDサファイア基板事業からスタートするが、将来的にはLED関連部材のトータルプロバイダーを目指す。 LEDは、サファイアインゴットを薄く切って加工したサファイア基板の上に発光層を形成して製造する。 LEDは発光効率・演色性に優れ、省電力で環境負荷が低いことから幅広い分野で採用が進んでいるが、液晶テレビ用バックライト、照明、自動車向けなど今後も市場拡大が見込まれている。 住友化学は、サファイア基板の原料である高純度アルミナや、LED用パッケージ材料に用いられる液晶ポリマー(LCP)などを有し、昨年初めから100%子会社の東友ファインケム(本社:韓国ソウル市)でサファイア基板の開発に着手、早期商業化へ向けた生産体制整備を進めてた。 一方三星LEDは、有望分野のLED事業をコア事業の一つと位置づけ、戦略的な増強投資を計画している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1301277866.pdf |