2011年04月05日
丸善石油化学、エチレン装置立ち上がる
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸善石油化学

丸善石油化学は、復旧・点検作業を終えた五井工場のエチレンプラント(年産52万5000トン=定修スキップ年)が5日に立ち上がり、正常運転に入った。

3月11日の東日本大地震で、隣接しているコスモ石油千葉製油所に火災が発生し、その影響でエチレンプラントも操業を停止。以来再開準備を急いでいた。一連の誘導品プラントも順次稼動を開始する。

ただ、被災程度の激しいメチルエチルケトン(MEK)製造装置(年産17万トン)は、復旧までに最低でも1年はかかる見込み。MEKのほか、セカンダリーブチルアルコール(SBA)、ジイソブチレン(DIB)の出荷もその間は停止せざるを得ないとしている。