2011年04月21日
チッソ事業会社のJNC、来月からオキソ誘導品値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:チッソ

チッソ100%出資の事業会社、JNC(本社:東京都千代田区、岡田俊一社長)は21日、ナフサなど原燃料価格の高騰を受けて、採算是正のためオキソ誘導品の値上げを実施すると発表した。

対象製品はノルマルブチルアルデヒド(NBA)、イソブチルアルデヒド(IBA)、オクタノール(OA)、ノルマルブタノール(NBO)、イソブタノール(IBO)、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、CS-12、CS-16、イソ酪酸イソブチル(IBIB)、オクチル酸の各製品で、値上げ幅はいずれも1キログラム当たり22円。5月1日納入分から実施する。

オキソ誘導品の原料であるナフサ価格は引き続き騰勢を強め、今年第2四半期(4-6月)以降は63千円/KL程度の価格レベルになるものと予想されている。現在の製品価格はナフサ52千円/KLであり、自助努力のみではコストの吸収は困難なため一部を製品価格に転嫁することにした。