2011年04月22日
協和キリン、英国プロストラカン社の子会社化を完了
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵ケミカル、協和発酵キリン

協和発酵キリンは22日、英国プロストラカン社の買収(子会社化)について英国裁判所の最終承認を受け、同日付でロンドン証券取引所の上場廃止となったため、子会社化手続きを完了したと発表した。今12月期連結業績への影響については第2四半期決算発表時に開示する。

同社は、2008年に協和発酵工業とキリンファーマとの合併により発足して以来、「がん、腎、免疫疾患を中心とした領域で、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使して、画期的な新薬を継続的に創出し、日本発のグローバル・スペシャリティファーマとなる」ことを医薬事業ビジョンとして掲げてきた。このビジョンのもとで、自社グローバル開発体制の構築及び欧米における新薬販売体制の整備を進めてきた。

英プロストラカン社は、米国及び欧州でがん関連領域をはじめとする医薬用医薬品の開発・販売体制を構築済みである。協和キリンでは、同社の買収・子会社化が医薬事業ビジョン及び医薬事業基本戦略に合致すると判断、買収に乗り出していた。