2011年05月09日
日立化成、メキシコで自動車用摩擦材料の生産能力を倍増へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日立化成工業
ディスクブレーキパッド

日立化成工業は、北米における自動車用摩擦材料のディスクブレーキパッド(自動車用DP)の事業拡大を図るため、子会社である日立化成メキシコ(本社・メキシコ、ヌレボレン州、佐藤計二社長)における自動車用DPの生産能力を倍増すると発表した。

具体的には、日立化成メキシコに約20億円を投じて建屋、設備を増設し、自動車用DPの生産能力を年産1000万個に倍増する。4月から着工しており、2012年8月に本格稼働する。今後、さらに複数回の設備投資を継続し、2015年には同1500万個の自動車用DPの生産を目指す。

北米の自動車事業を取り巻く環境は、燃費の良い小型車を中心に需要が拡大している。日立化成メキシコでは、2010年より自動車用DPの量産を開始しているが、NAO(非アスベストオーガニック)DP材は、音震性(低ノイズ)や制動性能で高い評価を得て、順調に事業が拡大している。今後、事業規模のさらなる拡大を図るためには、生産能力の倍増が不可欠と判断した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1304917365.pdf