2000年10月06日
新日鉄の廃プラリサイクルもスタート
名古屋が先行して11月からコークス炉利用
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 新日本製鐵は、10月1日から名古屋工場で廃プラスチックのコークス炉原料化を開始した。鉄鋼メーカーによる廃プラスチックの有効利用は日本鋼管の京浜および福山の両事業所での高炉原料化に次いで2件目。
 新日鉄による廃プラスチックのコークス炉原料化は、容器包装リサイクル法に基づいて名古屋市など中京地区の市町村が家庭から分別収集する一般プラスチック製容器包装を造粒してコークス炉上部から石炭とともに炉内に装入、最高温度1200度Cで乾留することによってコークス、タール、軽油、ガスに分解して化学原料化するというもの。廃プラスチックの利用比率は、コークスガス(発電利用)40%、油化物(石油化学原料ならびに軽油)40%、コークス(高炉還元剤)20%となる見込み。処理能力は年間4万トン。
 同社では、名古屋に加えて君津工場にも同じ規模の処理能力を持つ設備を完成して試運転中。11月中には本稼動に入ることになりそう。
 容器包装リサイクル法に基づく一般廃プラスチックの今年度の再資源化量(リサイクル量)は、指定法人ベースで10万6,418トンと見込まれている。その多くは両鉄鋼メーカーで処理されることになりそう。