2011年05月19日
SABICとシノペック、天津でポリカーボネート
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:SINOPEC

SABICとシノペックは5月17日、天津の両社の50/50JV、シノペックSABIC天津石油化学(SSTPC)に年産26万トンのポリカーボネートプラントを建設する覚書を締結したと発表した。

SSTPCは当初シノペックが建設し、2009年10月にSABICとの50/50JVとなった。2010年1月に生産を開始した。
エチレン能力は100万トンで、HDPE、LLDPE、PP、EOG、フェノール、ブテン-1などを生産しており、ポリカーボネートについてはFSを実施してきた。

既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/28204

PCプラントは2015年稼働予定で、Sabic Innovative Plastics (旧GEプラスチック)の最新技術(ホスゲンと溶媒塩化メチルを使用しない)を採用する。

SABIC会長は、このPCプロジェクトと、上海とインドのTechnology & Innovation
Centerを挙げ、アジアでの存在を高めるとのコミットを強調した。


上海のT&IセンターにはSABICの中国本部を置き、アジアでの石油化学の販売、マーケティング、R&Dを統括する。
インドのバンガロールのT&Iセンターは多方面の開発を担当する。
ともに2013年稼働の予定。