2011年05月25日

住友化学、中国・大連にPPコンパウンド事業拠点

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：住友化学

住友化学は25日、中国でポリプロピレン(PP)コンパウンドの需要が好調なため、遼寧省大連市に事業拠点となる会社、工場を設置すると発表した。 PPコンパウンドは、ポリプロ樹脂に合成ゴムや無機フィラーなどの素材を混練し、耐衝撃性や剛性などを向上させた高機能材料で、自動車のバンパーや内装を中心に需要が拡大している。 同社は、日本、シンガポール、アメリカ、サウジアラビアの世界4極に、年産200万トンと世界規模のPP供給体制を持ち、コンパウンド事業でも、中国華南地区をはじめ欧米、アジア、中東にそれぞれ拠点を持ち積極展開中だ。 中国には2005年、東洋インキ製造と合弁で広東省珠海市に珠海住化複合塑料有限公司を設立し、主に華南地区の需要に応えてきた。今回、さらに華北地区にも第2拠点を構築することにした。 【新拠点の概要】 ・会社名 大連住化複合塑料有限公司(仮) ・所在地 中華人民共和国遼寧省大連市金州新区 ・資本構成 住友化学:50%、珠海住化複合塑料有限公司:50% ・生産能力 1万トン/年 ・設立時期 2011年 8月頃(予定) （珠海住化複合塑料の概要） ・会社名 珠海住化複合塑料有限公司 ・所在地 中華人民共和国広東省珠海市斗門富山工業区 ・資本構成 住友化学:55%、東洋インキSCホールディングス:45% ・生産能力 2.2万トン/年 ・設立時期 2005年5月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1306289400.pdf