2001年02月23日
出光石化、「工業材料部」新設、“ソリューションビジネス”積極展開へ
合成樹脂にソフト面加えて市場拡大図る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 出光石油化学は合成樹脂部門の販売体制を強化するため「ソリューションビジネス」の構築を検討してきたが、4月1日付で「工業材料部」を新設、従来にない取り組みを加え販路を拡大していく方針を決めた。
 「ソリューションビジネス」というのは、単に樹脂を素材として販売していくだけでなく、コンパウンド化したり、情報技術、加工・設計技術、添加剤などを加え“総合技術”として提供していくもので、同社では「こうした商品力の強化とグローバルな展開によって樹脂部門の国際競争力を確保していく」(山本侑社長)と言っている。
 同社は現在、汎用樹脂ではPP、PS、HDPE、LLDPEの4樹脂、エンプラではPC、PPS、SPSと計7種類、合わせて内外で年間約100トンの樹脂を製造、販売しているが、日本国内の市場は成熟化しており、伸長が期待されるアジア市場は、海外メーカーとの競合激化が予想されるなど、経営環境は激しくなるとみている。
 このため自動車、OA、住宅建設などの主要需要分野ではソフト面を取り入れた“総合技術”によって需要開拓を図っていくことにした。
 同社の合成樹脂部門は現在の樹脂総括部、合成樹脂部、機能性樹脂部の3部構成から「工業材料部」の新設で4部体制となる。