2011年06月02日
JNC、白癬菌検出キットの新製品 本格販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:チッソ

チッソの事業会社として4月に発足したJNC(本社:東京都千代田区大手町、岡田俊一社長)およびびグループ商社の日祥(本社:東京都千代田区神田、浅見宗男社長)は2日、水虫の主原因である白癬菌属の有無を5〜15分で判定できる「白癬菌検出キット」の本格販売を開始したと発表した。

水虫患者の数は世界的にも多く、国内だけでも2,500万人と推定されているが、これまでは顕微鏡を使って菌を検出してきたため、治療にも時間がかかっていた。

今回、同社が開発したキットは、患部の皮膚や爪の一部を抽出液に入れ試験紙を浸透させるだけで5〜15分後には白癬菌の有無が判定できる。

キットは福井大学と共同研究した結果、新規イムノクロマト法により開発し、商品化した。

販売価格は10回テスト用が10,000円(税抜き)、1回テスト用は1,200円 (同)。ほかに動物用として10回テスト用(10,000円)を販売する。

販売元は日祥で、主にインターネット(http://shiyaku.cct-kk.com)を利用し通信販売する。初年度2万テスト分の販売を目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1307000222.pdf