2011年06月03日
ランクセス、シンガポールでポリブタジエンゴムを生産
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:ランクセス

ランクセスは6月1日、新しいネオジウム触媒ポリプタジエンゴム (Nd-PBR)の立地をシンガポールに決めたと発表した。

2億ドルを投じて、ジュロン島に年産14万トンのプラントを建設する。2015年上半期の操業開始を目指す。

工場は、現在建設中で2013年第1四半期に完成予定の年産10万トンのブチルゴムプラントに隣接して建設する。

ランクセスとPCS(Petrochemical Corporation of Singapore)は、原料のブタジエンとゴムの副産品のラフィネート・2をパイプラインで相互に供給する覚書を締結した。

世界で、燃費性能、ウェットグリップ性能、騒音などの新規制に対応できる「グリーンタイヤ」の原料ゴムのニーズが増大しているが、今回のNd-PBRの新設はこれに応じるもの。

同社は現在、ドイツ( Dormagen)、ブラジル(Cabo)、フランス(Port Jerome)、米国(テキサス州Orange)の工場でNd−PBRを製造している。