2001年02月22日
PPフィルムの1月の出荷、OPPがわずかに前年割れ
CPPは6ヵ月連続の前年超えに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が22日に明らかにしたところによると、PPフィルムの今年1月の出荷数量は、OPP(延伸ポリプロピレンフィルム)が1万7,533トン、CPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)が1万757トンとなった。
 これらを前年同月の実績に比べると、OPPは0.5%減、CPPは2.5%増となる。OPPは昨年7月の0.4%減いらいの前年割れである。CPPは6ヵ月連続の前年超えとなった。
 OPPがわずかとはいえ前年同月を下回ったのは、繊維用が2.4%、その他用が3.2%それぞれマイナス成長となったため。主力の食品用は4.4%増と好調を維持した。 一方のCPPも主力の食品用は1.7%増と堅実な成長を遂げた。ただし繊維用はマイナス9.5%とOPP同様に不振であった。その他用はOPPとは逆に9%の伸びになっている。
 
 両品種の1月における用途別の出荷数量は以下の通り。かっこ内は前年同月比。
 [OPP]▽食品用=1万1,756トン(104.4%)
     ▽繊維用=  1,394トン( 97.6%)
     ▽その他=  3,751トン( 96.8%)
     ▽内需計=1万6,901トン(102.0%)
     ▽輸出 =    632トン( 60.2%)
     ▽合計 =1万7,533トン( 99.5%)
     
 [CPP]▽食品用=  8,997トン(101.7%)
     ▽繊維用=    267トン( 90.5%)
     ▽その他=  1,387トン(109.0%)
     ▽内需計=1万  651トン(102.2%)
     ▽輸出 =    106トン(134.2%)
     ▽合計 =1万  757トン(102.5%)