2011年06月23日
旭化成ケミ、シンガポールにS−SBR第1期起工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ
挨拶する藤原旭化成社長

旭化成ケミカルズは23日、シンガポール・ジュロン島で溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR))第1期年産5万トン設備を起工したと発表した。起工式は22日、リオ・イップ シンガポール経済開発庁(EDB)長官や鈴木庸一シンガポール特命全権大使ら合わせて約100人が出席して盛大に行われた。

S-SBRは、省燃費型高性能タイヤ用の合成ゴムで、このところエコタイヤの普及とともに需要が急速に拡大している。とくにアジア地域では、モータリゼーションの進展に伴い、タイヤ用ゴム市場の成長が続いている。

このため同社は総工費約100億円をかけ、第1期年産5万トン設備をシンガポールに建設する。完成は2013年5月の予定。引き続きほぼ同額を投じて第2期計画に着手し設備を倍増する計画だ。

<プラントの概要>
(1) 立 地  :シンガポール ジュロン島内 テンブス地区
(2) 生産能力 :第1期 年産5万トン(第2期としてさらに同5万トンを計画)
(3) 生産品目 :省燃費型高性能タイヤ用S-SBR
(4) 製 法  :溶液重合法
(5) 稼動予定 :第1期:2013年5月 (第2期:2015年初頭を計画)


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1308798842.pdf