2001年02月21日
韓国の昨年のエチレン輸出、前年の2倍に
輸入は半減して大幅な出超に変わる
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 複数の大手商社が入手した情報によると、韓国の昨年1年間におけるエチレン生産数量は538万トンとなった模様。前年の実績は527万6,000トンであったので、昨年は約2%の増加ということになる。
 注目の輸出は30万5,000トンになったと見られている。前年の実績の2.6倍に相当する。急拡大の最大の要因は、昨年上期にエチレンプラントの操業トラブルが相次いだ西欧向けに生エチレンを集中的に船積みしたことにあると言ってよさそう。また、西欧の需給の混乱が収まったあとでアジア地域にも前年以上に活発に輸出したため、一層大きな伸びになったとも見られる。昨年のアジア地域におけるエチレンのスポット相場は、ポリオレフィンなど誘導品と異なり比較的高い水準で推移した。このため韓国の石油化学企業の多くは、採算確保が容易でない誘導品よりも利益を上げやすいエチレンの輸出により多くのエネルギーを投入したと言われる。
 一方のエチレン輸入数量は10万4,000トンにとどまった模様。前年の55%程度に縮小したことになる。これに伴い韓国の昨年のエチレン輸出入バランスは、前年の4万トンの入超から一転して20万1,000トンの出超になったと見られている。