2011年07月13日
住友化学、被災地早期復興へ「支援グループ」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は13日、大地震被災地の早期復興を支援するため、15日付でCSR推進室に「社会貢献・災害復興支援グループ」を設置し、社員ボランティアの派遣など、さらなる取り組みを行うと発表した。支援グループは常時約10人で構成、ボランティアは150人程度を見込んでいる。


同社は3月に発生した東日本大震災直後から義援金3億円の寄付や社員食堂における東北・北関東地方の食材の使用や義援金付きメニューの販売、被災地応援マルシェ(物産展)の開催などの支援活動を実施してきた。

今後は、CSR推進室に設置する「社会貢献・災害復興支援グループ」を中心に、以下の活動に取り組む。

(1)社員ボランティアの被災地への派遣
社員ボランティアを各事業所等から募り、7月25日から被災地へ派遣する。同社製品の機能性防虫ネット「タフガード・ネット」の避難所への設置支援、各自治体ボランティアセンター等と連携した各種作業(がれき撤去、泥かき、写真洗浄等)を予定。当面、活動期間は9月末までの予定。

(2)ハエなど害虫の発生に対する殺虫剤の無償提供
被災地では、津波によって流れ着いたがれきにハエ等の害虫が大量発生している。同社は約1億5000万円相当の殺虫剤「スミチオン乳剤」「スミラブ粒剤」等を被災自治体に無償提供する。

(3)機能性防虫ネット「タフガード・ネット」の無償提供
アフリカでマラリア撲滅のために提供している「オリセット・ネット」と同じ技術と素材で製品化している機能性の高い防虫ネット「タフガード・ネット」を被災地の精密工場や食品工場に無償提供する。社員ボランティアが設置を手伝う。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1310538619.pdf