2011年07月27日
住友精化、姫路とフランスに高吸水性樹脂大幅増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友精化
姫路工場

住友精化は、高吸水性樹脂(SAP)の需要が堅調なため、姫路工場(兵庫県)で大型増設を新設することを決めた。あわせて同工場では省エネを徹底するため自家発電設備の増設も行う。

増設規模はSAP年産5万4,000トン、自家発設備は7,000KWH(使用燃料:LPG)で、完成はともに2012年12月の予定。投資額は計約70億円。

SAPは5万4000トンの増設を行うことにより、既存設備と合わせて年産能力16万4000トンとなる。同社は現在、シンガポールの現地法人(住友精化シンガポール)が年産7万トンのSAP設備を持ち操業中のほか、ベルギーの現地法人(住友精化ヨーロッパ)がフランス・アルケマ社(カーリング工場)から買収した年産2万トン設備を2013年春完成をめどに4万7000トンに大幅拡大する計画を進めている。

日本、アジア、欧州の3拠点を合わせたSAP供給能力は、現有年産20万トンから2013年春には28万1,000トンとなる。