2011年08月18日
JEPSA、避難所への支援物資を回収し再生プラ原料に
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:発泡スチロール再資源化協会

発泡スチロール協会(JEPSA)は、東日本大震災発生直後の3月14日から5月7日にかけて、避難所への支援物資として発泡スチロールボード断熱材を提供してきたが、避難所の閉鎖も始まり、使用済み廃プラスチックとなる断熱材も発生してきたことから、これらの回収を開始し、再生プラスチック原料へのリサイクルに乗り出した。

JEPSAが被災地避難所の体育館などに支援物資として提供してきた発泡スチロールボード断熱材(大きさは畳大で、厚み30ミリ)は、33カ所の避難所に合計8382枚に達している。

現在、避難所の閉鎖も始まり、使用済みでスクラップとなる断熱材も発生してきたことから、回収を開始した。

同協会では、それらを引き取り、岩手県、山形県、福島県、新潟県等のJEPSA会員の設備を活用して減容処理を開始した。

減容化された廃プラスチックの塊は、インゴットと呼ばれ、再生プラスチックの原料(ポリスチレン)として、新たな用途に活用される。