2011年09月21日
クレハ、中国に現地子会社の統括会社設立
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:クレハ

クレハは21日、中国に設立したグループ各社の効率性とガバナンスを確保した運営を行うため、中国・上海市に持株・金融統括機能及び子会社の管理・支援機能を有する統括会社「呉羽(中国)投資有限公司」を9月下旬に設立すると発表した。11月に業務開始の予定である。

同社は2003年4月、上海市に食品包装材料製造の合弁会社(クレハ85%出資)、2009年3月には同じ上海市に炭素繊維製断熱材の製造・販売子会社(クレハ100%出資)を立ち上げ、今年12月には江蘇省常熟市にリチウムイオン2次電池材料などに使用されるフッ化ビニリデン樹脂の製造子会社(クレハ100%出資)を設立する予定で事業推進体制を整備してきた。

今回の統括会社設立を機に、中国を起点とした事業の拡大に弾みをつけ、中期経営計画「Grow Globarlly」に掲げたグローバル展開を加速させる。

「呉羽(中国)投資有限公司」は、本社を上海市黄浦区に置き、資本金5000万米ドル(同社100%出資)。董事長には宗像敬吉・クレハ取締役専務執行役員企画・経理本部長が就任する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1316593183.pdf