2011年10月06日
クミアイ化学 ブラジル「イハラブラス社」株を追加取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クミアイ化学

クミアイ化学工業(本社:東京都台東区、石原英助社長)は6日、ブラジルの農薬会社であるIharabras S.A.(イハラブラス社の株式3.15%を追加取得したと発表した。関係会社分と合わせて、来年度から同社を持分適用会社に適用する方針である。

ブラジルは世界第2位という広大な農業市場をもち、今後も高い成長が見込まれている。

クミアイ化学は1965年3月、前身のイハラ農薬(現クミアイ化学)が三井物産と合弁で、現地に農薬製造販売会社、INDUSTRIAS QUIMICAS MITSUI-IHARA S.A.(現・イハラブラス社)を設立した経緯を持つ。

その後、ブラジル経済の悪化により、経営維持が困難となったため一部株式を残てし、経営権を現地日系法人であるAgroinvestKayatani S.A.(カヤタニ)に譲渡した。農薬原体の供給および製剤の技術提携など、友好的な協力関係は継続してきた。

今回、カヤタニからイハラブラス社の発行済み株式3.15%を取得した。
これにより、現地非連結子会社のK-I CHEMICAL DO BRASILLTDA.出資分を含めて、株式所有持分割合が22.00%とな
るため、クミアイ化学はイハラブラス社を持分法適用会社として、平成24年度期首(平成23年11月1日)から適用する予定である。

<イハラブラス社の概要>
(1)社名 Iharabras S.A. Industrias Quimicas
(2)主な事業内容  農薬の製造・販売
(3)設立 1965年3 月18 日
(4)本店所在地  ブラジル サンパウロ州 ソロカバ市
(5)代表者 Julio Borges Garcia
(6)売上高(2010 年)  約250 億円