2000年08月21日
PETボトルの生産と分別収集見通しを修正
リサイクル推進協議会が今年度分を拡大
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:PETボトルリサイクル推進協議会

 PETボトルリサイクル推進協議会は、21日に厚生省が開催した「第2回容器包装リサイクルシステム検討会」の席上、同ボトルの平成12年度の生産と分別収集見通しを上方修正すると説明した。同協議会では今年3月に中期見通しをまとめていたが、猛暑の影響もあって今夏の生産量が当初の予想をかなり上回るのが確実となってきたため平成12年度分を改定したもの。
 それによると、12年度の生産量については当初の見通しの37万700トンを38万8,700トンに修正している。前年度に対する伸び率は12%から17%に広がる。
 これに伴い、分別収集見込み量も前回の10万7,281トンから11万2,806トンに上方修正している。分別収集率は29%で、前回より0.1ポイントアップする。また、日本容器包装リサイクル協会への再商品化委託量は従来の7万2,787トンから9万245トンに拡大している。さらに、関係業界の再商品化施設の今年度の処理能力については9万600トンと想定、したがって、今年度はミスマッチが避けられてちょうどバランスするとの見方を取っている。ただし、13年度以降は処理能力が不足基調で推移する可能性があると説明している。