2011年10月27日
帝人ファイバー、書籍管理システムを本格販売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人ファイバー

帝人ファイバー(本社・大阪市中央区、福島敏秀社長)は26日、2次元通信シート「セルフォーム」と2次元通信技術を用いて開発したUHF帯のRFID(電波による固体識別)による書籍管理システム「Recopick」を試験的に販売してきたが、12月19日から本格販売に乗り出すと発表した。

同社は、昨年5月から11月まで実施した千葉大学附属図書館との実証試験を踏まえて試験販売を行ってきたが、大学図書館のほか、国立女性教育会館女性教育情報センターなどにも採用され、実績を上げてきたため、市場開拓を本格的に進める段階にきたと判断した。

書籍管理システムの価格は、ハードウエア、ソフトウエア、UHF帯ICタグなど1セットで250万円(参考価格)前後を想定している。

販売目標は、今後、商品や医薬品、ファイル管理などの用途に対応したシステムを開発し、拡大展開することで2014年度には約10億円の売り上げを見込んでいる。