2011年11月07日
三菱ガス化学など3社、秋田県に地熱発電所新設へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学、三菱マテリアル

三菱ガス化学は7日、電源開発、三菱マテリアルと3社共同で今年4月に設立した湯沢地熱(本社:秋田県湯沢市)の地熱発電計画が固まり、同日、経産省及び県・市に「環境影響評価方法書」を提出したと発表した。

湯沢地熱は、3社が行ってきた秋田県湯沢市山葵沢・秋ノ宮地域の地熱資源に関する調査を引き継ぎ、追加評価や地形測量、開発工程の検討などを実施してきた。

その結果、2020年の運転開始をめどに、42,000KW級の地熱発電所を建設する計画を策定した。

地熱発電は、再生可能エネルギーの中でも天候に左右されず、安定的な電力が供給できる特徴を持つ。CO2排出抑制の効果も高い。

このため3社は今後、同地域で積極的に地熱発電計画を進めていく方針を決めた。

<地熱発電所計画の概要>
◇名 称 : 山葵沢地熱発電所(仮称)
◇事業主体 : 湯沢地熱株式会社
◇資 本 金 : 389百万円
◇出資比率 : 電源開発50% 三菱マテリアル30%、三菱ガス化学20%
◇発電出力 : 42,000kW級
◇計画地点 : 秋田県湯沢市高松字高松沢及び役内字役内山国有林内
◇工事開始 : 2015年(平成27年)予定
◇運転開始 : 2020年(平成32年)予定


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1320655081.pdf